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ツインタワーズがおくる、槇原敬之(ほぼ)全曲レビュー ライトあるみのブログ

1.君に会いに行く

「SELF PORTRAIT」(自画像)と冠したアルバムの、一曲目です。
「君に会いに行く」

描写が際立っているにも関わらず、主人公に関した言及は無し。
唯一が『いつでも眠ってしまう』
君はのび太君か(のび太の特技は3秒で寝れる事。年のせいか寝つきが悪い私は彼が羨ましくて仕方がないのですが)

そこで主人公をのび太にして、お相手は静香ちゃんとして想像(妄想)すると、それはそれで良い。ニマニマします。

 

初期マッキーの書く歌詞は本当に可愛いんですよね。
ただし、前作までは「若者」ぽいフレッシュさがきゅんきゅんさせてくれたのですが、この「君に会いに行く」は言うなれば不変。
老若男女、誰しもが共感出来る感情が書かれています。
試しに、50歳代の男性が主人公と仮定してみてください。
十分に成り立ちますし、それはそれでまた人生の深みが想像出来て、グッときます。

 

「自画像」と名付けたのは、マッキー自身というよりも、聞く人の「自」が浮かび上がるような、そんな意味なのではないかと思ったり。

 

最後の歌詞は素晴らしいなぁと思うと同時に、こないだの記事に重複します。

「君が思っているのと同じくらい 好きです」

…私的には都市伝説レベルの話でして……。
そんな事ありえるの?
経験がほぼ無い。

 

いや、そう信じられる瞬間が恋愛には必ずある。ある。あるはず。あると思いたい。。

 

片思い同士は稀有。
UMAと言っても良いでしょう(私調べ)
フフ、あぁそうさ、俺はリア充じゃなかったさ。
前の記事と重複しちゃうので置いといて。

両想いと世間で言われている関係性でも、シーソーゲームじゃないですか?
いわばエゴとエゴのシーソーゲームって桜井さんは歌ってますが。

 

想いは目に見えないので、信じるしかないんですよ。
でも「信じる」って自己肯定感が絡んでくるので、自己肯定感が低かった私は「同じ位好き」って状態は一瞬だったわけで。

 

むーずーかーしーい!

 

とすると、槇原敬之少年は結構自己肯定感高かったのかしら?
いや、そんな事は無いはず(失礼)

機会があれば(99,9%無いだろうけど)その辺りを掘り下げてマッキーに聞いてみたい。
マッキーと会話する事がもしもあるならば、上辺の話とか取っ払って、深い話をぐっとしてみたい。
…そこまでの関係性になるには長い時間が必要で、だからこそ「夢」だったりするんですが。ゆ、夢の中でせめて…。

 

「信じる」という事の本質、本当にこれが信じるってことなのだろうか?と哲学のように考えてしまうわけですが、そうすると「信じる」からは遠ざかってしまうようで、禅問答が始まります。

この曲の次は「NO.1」で、これこそ遮二無二信じるからこその幸福な2人の場所で、難しいからこそ、私は「NO.1」が大好きです。

あれ?
ちゃうちゃう、今回は「君に会いにいく」でっせ、と自分に突っ込んだ所でお時間です。
「No.1」はももたさんに任せて、本記事はこの辺りで。

ゆっくりで優しい、癒しの曲。
「君に会いにいく」
私は早くマッキーに会いたいです(切実な願望)