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ツインタワーズがおくる、槇原敬之(ほぼ)全曲レビュー ライトあるみのブログ

7. SPY <対談>

 

アルバム「PHAMACY」も7曲目。 久々の対談です。 なぜかというと、どちらも書きたいと一歩も譲らなかったから(笑)

"好きなものは好き"を理由にすると「他の曲は?」とツッコマれるだろうけどそこはもう開き直って参りましょう! 前置きが長くなってもなんなんで、さっそく始めましょか?

あ! 私が「SPY」書きたかった理由だけ。「SPY」は高校のダンスで選んだ曲なのです。今は忘れちゃって半分位しか覚えてない。探偵ナイトスクープに頼んで、全部思い出したい位です。出来たらマッキーの生歌で踊りたい!

血迷ってファンクラブ会報に4コマ投稿した思い出の曲。若いってコワイね。今でもライブで聴く時もその映像が思い浮かんできてしまうのよ。

良い思い出ではないですか。その四コマ見てみたい!掲載されたの?

掲載してもらったよ〜♪ きっと投稿者少なかったんだと思うの。それより探偵ナイトスクープにはださないの??。

私は、意外と「負ける戦はしない」タイプでして…。 マッキーがまた表舞台で活躍できる日が来たら、出すのもありかなぁ。局長がまっちゃんになったし、いつかタイミングが来たらチャンスはあるのでは?と思ってる。

では、本題。 「SPY」も実体験との噂がありますな。

本人が言ってたんだよね?

「久保みねヒャダ こじらせナイト」って番組で言ってたみたいよ。その時は恨み節だったけど、後から曲に出来たから感謝したって。

私が聞いたのは関ジャムでかな?

元々SPYはおふざけ曲(困っちゃうんだよなぁ。のポジション)で、シングルになるのはDARLINGの方で進んでたらしいから、最初は実話を大々的にシングルとして発表する事になるとはおもわずに作ったんだろうなぁ。

初耳です! 関ジャム、見れてなかったのかな。

もしくは録画したまま忙しくて忘れているのかも。レコーダーに残ってないかな。

引用: 実は「SPY」じゃなくて「DARLING」が8月のシングルになる予定だったの。 (GB 1994年12月号)

実話の事件から何年くらい寝かしたんだろうね。おチャラケ風にする事で傷を癒そうとしたのかな・・・。車のヤツの方が本命っぽいし。当時歌ってて辛くなかったんだろうか。

ももたさんは車のヤツが本命派なのね。 『嘘をついてまで欲しい幸せ』とあるから、私は主人公が本命だと思ってたんだけど。 お金持ちの相手は妻子持ち、、というのがマイ設定でした(妄想爆発)

デートがお預けになったって事は、先に約束してたのにヤツと会うのを優先したって事なんだろうなと。だけど確かに本命だから優先したんじゃなくて、お金優先だったのかも。

女には贅沢に目が眩む瞬間があるのよ、きっと。時はバブルだし。 ではそろそろ、ももやんズポイントを!

んーいっぱいあって何から書けばいいか迷うね。 たしか当時ラジオとかで「香港マフィア」をイメージしたって言ってたんだけど、中華風アレンジにスピード感とか、ハラハラ感がビシバシ伝わってくることろが凄い。

ヘッドホンなんかで聴くと分かりやすいんだけどAメロBメロでコンマ数秒の差ズラしてマッキーの歌声が二重になってるのね。そこがまた尾行の距離感だったり、主人公の上でやり合いをする天使と悪魔・・・つまりは心の葛藤とか迷いが感じられて、もう単なる「歌」のカテゴリーに収まり切れててる作品じゃなくて、映画とか舞台を観てるかのようなのよ。

MV見てても雰囲気あるよね。内容はちょっと歌詞と違うんだけど、モノクロで撮られていて。香港マフィア…マフィアは違うけど、香港ぽさがある。無国籍な感じ。 他の曲でも書いたけど、1曲で物語が完成されてて凄い充実感があるなぁと。 ヘッドホンもそうだけど、車で聞くのオススメです。SPYの疾走感に拍車がかかって。

バナナマンがこの曲を凄く好きで、若手の頃2人して「シャレになんないよ、なーんないよ」って真似してたらしい。 耳に残るキャッチーなキラーフレーズもこの頃のマッキーは神がかっていたと思う。

設楽さんが歌ったらスーパーフェイクだよね。マッキーは詩先らしいけど、作詞の時から「なんないよ」は被せようと浮かぶのかな?ホント神。

正解の歌詞の場合は頭の中で「ピコーン」って鳴るらしい(笑)(※当該記事リンクを最後に張っておきます) 良い歌詞は音も一緒に降りてくるんじゃないかな。

なるほど。ところであるみちゃんのお気に入りポイントは?

全部かなぁ。 冒頭で言ったけど「SPY」は高校の頃の友達とダンスを作った記憶と直結してるのよ。そういう意味で特別。 私の中でマッキーの曲って大事な記憶の鍵になってる。 だから、鍵のどの部分が好きというより、存在自体が好きな曲。 「槇原敬之と共にベスト10」の上位にランクインする曲でございます!

なるほど〜。私は思い出とリンクした曲ってほとんどないから羨ましいな。何かの折にTop10披露してちょ♪

ほぼ全曲レビューが終わったアカツキには是非!では、そろそろまとめに入りましょうか。

「どんなときも。」や「もう恋なんてしない」で槇原敬之を知った人には、「お?マッキーなの?」って驚きをもって聞かれた曲だと思います。「Pharmacy」自体、『僕の第二期ファーストアルバムじゃないかなと思います』とEARLY 7 ALBUMSのブックレットで言及してるし、新しい試みをしてる中でも、SPYは特に色んな初めてが入ってるかなと。

思えばテレビで振付らしきものを披露したのもSPYが初めてかな?最後の手を合わせてお辞儀する直前にニヤリと笑うのがカッコかわいかった!またもや撃ち抜かれましたわ〜

PHARMACYの試みはそれまでのマッキーとは違うチャレンジだったけど、不思議にしっくりきて受け入れられた。長い目で見るとその変化も自然なものに見て取れて、変化そのものも第一章の一部なんだなーって感じる。これまでが槇原敬之を正面からみたものだとすると、PHARMACY以降は3Dで上からも下かも覗かせてくれる感じ。

そんなマッキーの新しい一面が詰まったSPY。 ずっと残って欲しい名曲だなぁと思います!

これからもどちらもどうしても譲れない(笑)場合は対談形式になると思います〜。たまには良いかな?と。 通常記事と合わせて、どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)

 

 

「ピコーン」当該記事