TwinTowerTours (a)

ツインタワーズがおくる、槇原敬之(ほぼ)全曲レビュー ライトあるみのブログ

06.Love was sleeping.

濡れても平気だと思う僕に

傘を差しだしてくれた人

 槇原敬之と雨。

お互い、相思相愛な気がします。

マッキーがモチーフに雨を使った曲は、名曲。この法則。

上の歌詞は何となく「この傘をたためば」と繋がるような気がするなぁ、と思うのは妄想職人TwinTowersの真骨頂(笑)

傘を色んな象徴としてとらえる槇原敬之のロマンティシズム。

 

最初、「love was sleeping.」をちょっとわかりにくい歌詞だなぁと思っていました。

今回、歌詞の時系列を整理して読んでみると、この曲非常に名曲ですね。

私が忙しくて余裕がなくて聞いてなかっただけで、マッキーの天才ぶりは更に磨きがかかっていたんだなぁ、と嬉しくなりました。

 

ワンコが亡くなった時の頃が舞台。

その時に主人公は二つの事に気がつくんです。

傘を必要ないといった自分に、それでも傘を差し続けてくれた人。

そして、常にこちらの事をうかがいながら、適切な距離で見守っていたくれたワンコ。

このワンコはももたさんがこちらで書いてくれたように、ユンボかな。

01.introduction - TwinTowerTours (m)

2人が歌詞の主人公(マッキー)に捧げてくれていたもの。

ずばり愛ですね。

タイトルを訳すと「愛が眠っていた」

ユンボがマッキーの傍で眠っていたからこのタイトルなのかな?と思っていましたが、「眠る」というのは目覚めがとワンセット。

ユンボとの悲しいお別れを経て、気がついた(目覚めた)んです。

あぁ、あれも愛だった。

彼の記憶の中で眠っていた愛に気がついたから、このタイトルになった、つまり二つにかかっていたんでしょうね。

英語のタイトルでも、ピリオドがついてる曲と、ついてない曲があります。

「どんな時も。」の丸、と一緒で断定したい時の決意表明?

 

愛も言葉も、時限爆弾的な面を持っていると思います。

後から爆弾が破裂した時、そして歌詞にもあるように、

そんな大事な事に気づくときはいつも
決まって愛が悲しみに変わるときだ

 真理かもしれないけれど、悲しい。。

 

こうならないために、マッキーはこの曲を作ったと思うんです。

だから、誰かからの愛にいつも気がつけるように、アンテナ巡らせておきたいと思っております。

 

最後に、この曲の美しい歌詞を残して、今記事はおしまいです。

傘の先についた雨粒が
その中に映った景色に
こらえきれずに落ちてゆくよ
全ては儚いと教えるそのために

 儚いからこそ、大事にしたい。

あるみでした。