TwinTowerTours (a)

ツインタワーズがおくる、槇原敬之(ほぼ)全曲レビュー ライトあるみのブログ

11. HOME

ついにこの日がやってまいりました。。

「宜候」も11曲目。

「HOME」でございます!

アルバムも残るはこの曲と「宜候」のみ!

なんか…なんか、めっちゃ切ない~。。。

 

いや、2人でやっているブログなので、一足お先に私の分の記事が一旦終了するわけです。来週月曜日更新のももたさんの記事があがって、はじめて『お疲れ様でした!』なんですけど、私的にはこの記事がゴールテープなので…。

長かったなぁ…。

だいたい何でも、長いようで短かった…!という感想が出てくる所なんですが、今年の私が激動の1年だったもので(まだ今年終わってないけど)今年だけで3年位?の密度の濃さでありましたゆえ、昨年5月からやってる今ブログが、めっちゃ長い期間やってたなぁ(遠い目)って気持ちになるんですよね、えぇ。

 

ま、とりあえずこの辺で本題に入りましょう。

数ある槇原敬之楽曲の中でも、HOMEという単語は曲のタイトルに何度か使われております。

HOME WORK」「 Going Home」「Home Sweet Home

この3曲かな?もっとあると思いましたが、3曲だけだったのか。

で、今曲の「HOME」で4曲目ですね。

「HOME WORK」は宿題って意味なので、場所としてのHOMEは3曲。

たまには帰ろうか あの町に

「Going HOME」ではこうでした。

故郷を思う青年の気持ちが描かれた曲。

「HOME SWEET HOME」では、

HOME SWEET HOME

愛しの我が家

HOME SWEET HOME

ずっとそこにいたくなるような場所

我が家とある事から、実家というより今住んでいる家。

居心地の良い場所にしよう、そういう内容です。

同じ単語でも違った意味を持つことを、歌で表現しているなって思いますね。

 

で、今回の「HOME」でマッキーが描いたのは、『目に見えない』もの。

マッキーが夏川りみさんに提供し、自分でもセルフカバーした楽曲に「フルサト」があるんですが、ここでも出てくる「鉛筆」

マッキーは作詞をするときに鉛筆で歌詞を描いてはず(ステッドラー社製だったかと)どこで読んだんだろ?

身近なツールであり、仕事の相棒。マッキーは鉛筆に愛着を持っている気がします。

鉛筆を削っていると

貨物列車の音がした

貨物列車の音がするって、結構線路に近い場所です。

子供の頃に住んでいた家は、線路沿いで、夜中に何度も貨物列車の音で起こされました(^^; 余談ですけど、何となくシンパシー。

しかし、最近では貨物列車ってあんまり見なくなった気がします。1984年に

拠点間直行輸送のみとなり、数多くの貨物取扱駅が廃止されて、多くの専用線も使命を終えた。(Wikipedia

らしいので、私が子供の頃よりも列車数が減っているからなのかな?

でも、ここで『貨物列車』という単語を忍ばせる事で、なんとなくノスタルジックな気持ちになるなって思います。『鉛筆』もそうですよね。マッキーには身近なツールでも、私なんかはシャーペンばかりで鉛筆はほとんど使いませんもん。

この曲、好きな歌詞が多いんです。歌詞の主人公と似てるからかも?(マッキー本人…ではないのかな。どうなのかな)

夜は背中を抱いてくれるから

幸せで泣きそうになる

MYBEST槇原敬之lyricsをあげるなら、今回ガツーンと一気にTOP3に入ってきました(笑)

愛情表現の中でも、究極に好きなシチュエーションです。背中って無防備だから、誰かに預けられたら(守って貰えたら)本能的に安心しませんか?

歌詞を読んで、あぁ!って思いました(笑)あかん、これは…って恋に落ちるような感覚。

…言葉に弱いので、ちょろいな、私(笑)

この後に続く歌詞も、全て愛おしい。共感の嵐。

「フルサト」も好きだったけど、人への提供曲のためか、力を入れて書いてた気がするんですよね。

でも今曲はシンプルです。削ぎ落された美。

高校生の頃、夏目漱石の文章を読んで(「こころ」だったかと)一切の過不足がない文章だ、と思った事があるんです。夏目漱石の作品は小説だから、詩みたいに削ぎ落してはないですが、『過不足の無い文章』って文を書く人には究極の憧れな気がしています。

「宜候」までも感じていましたが、今アルバムは特に『無駄な物を省く』事をしているなって感じましたね。

 

で。

やっぱり「フルサト」と同じテーマだなって感じるのは、

フルサト→帰る場所は君の心の中

HOME →心の帰る場所

詩先で曲を作る槇原敬之、文章の時点で既にリズムが出来ていると思うんですよね。

だから「フルサト」においては、この言い回しがベストだったと思いますが、HOMEでの言葉の美しさ。まさにSimple is the best。

…このレビューにおいては、対極に位置しますね(笑)シンプルを目指したレビューもありましたが、基本的に私が書いたレビューは、パフェみたいに生クリームやらアイスやらフルーツやら、目についたもの(気が付いたこと)をちょこちょこどーん!とグラスに大胆に盛っていった感(笑)があります。勢いで書いてました。そしてその勢いは『愛』でした。私の愛情をこれでもかこれでもか~!って入れていたのがこの「TTT」

でも、愛情だけはたっぷり込めたので、晴れ晴れとしています。何でも全力投球した方が楽しい。経験上、そう思います。

 

何かと引き換えにしなくても

側にいてくれると信じられる

そんな存在がいる場所をきっと

HOMEと呼ぶのだろう

心の帰る場所

もーのーすごーーーく、好きな歌詞。シンパシー。このシンパシーは、このブログを描いたからこそ、神様がくれたものなのかもしれません。

『信じる』って、行為ではなくって、ただそこにあるんだなって。うまく言葉にできませんが、これが信じるって状態なんだなって初めて理解できたというか。そういう出会いがあったんです。不思議な縁。

そうだ、鉛筆も『ENPITU』で『縁』が入りますが、英語の『PENCIL』にも『縁』が入ってる。縁は円であり、園であり、炎であり、燕であり…音の響きが同じだからこそ、繋がっていくのかもしれないな、なんて思いました。

 

はー、最後に〆ますね。

ありがとう、マッキー。

ありがとう、30年も続けてくれて。

ずっと作品を届けてくれたからこそ、ファンで居れたと思います。本当にありがとう。

このブログは30年をお祝いしたくて始めたから。そうじゃなかったら生まれてない言葉達。

書く事を、その楽しさを思い出せたきっかけになりました。

またアルバムが発売された時には、レビューを書かせてくださいね。

そして、相方ももたさんにも感謝を。あなたが居なければ、絶対に続いてない(笑)あなたは一人でも全曲書けたと思うけど、私には到底無理でした(好き嫌い激しいし、飽き性だから)でも、あなたの素晴らしいレビューを読むと、方向性は違っても、書きたいって気持ちになりました。それはやっぱりマッキーへの愛を感じたからだと思います。

愛は伝播する。人に広がって、その人の中でも燃える、ろうそくの火のよう。

レビューは一旦終了するけど、これからも色んな事を企画して、楽しくマッキー応援しましょうね!

一度でも読んでくださった方にも、心からの感謝を。愛と共に送ります。

ありがとうございました!

 

10. 好きなものに変えるだけ

この曲はですね、

のれます!

ライブで絶対踊るやつですね、ええ、間違いありません!

系統的に「花火の夜」を思い出します。

ちょっとファンキーなグルーヴ?(使い方あってる?と思う小心者)

何年か前からずーーーーーーーーーーっと言ってる、マッキーの踊れる曲だけ集めたライブ開催時には(本当に夢なんだけどなぁ。…そうか、前に新宿2丁目とかで開催されてた、槇原NIGHTとかの主催者さんの気持ち、こういうことだな。私が円盤回せたら…くぅ)絶対に流しますね。

80年代のディスコチューンぽいんです。80年代にディスコいった事ないけど(笑)

ギリ、バブルが弾けた90年台中頃の短大時代に梅田丸ビルにあったマハラジャに新歓コンパで行った位。

…なんでこんな事を書いてるかというとですね、私達と同じ世代の方には懐かしく思っていただき(マッキーももしかしたらマハラジャ行った事あるんちがう?という気持ち)若い世代には、「ぽかーん」としてもらうためです(嘘です)

マハラジャ、丸ビルだったよなぁって検索かけてみたんですが、合ってたと同時に、大阪ミナミに店舗がある!!ビックリ!!!

【公式】MAHARAJA MINAMI(マハラジャ ミナミ)| 大阪・心斎橋 「大人の」クラブディスコ

何か良いなぁって羨ましく思ったのが、平成生まれの女子はタダで入れるらしいよ。。。今。えこひいきや。いや、若い女の子の『華』は必要ですよね。。わかってる。うん、わかってる。。(笑)

そう考えると、客層はきっと我々世代なんだろうなぁ。

企画好きな性格がうずきだしますね。マッキーがコンサートでやってくれないなら、ファンがやっちゃっても良い?ジャスラックという壁が存在しないなら出来るのに(TT)何かにつけて壁になりよる、ジャスラックめ。

 

脱線甚だしいので、戻しますと。

 

歌詞がね、今の自分にぴったりくるというか。

ワタクシ事ながら、今ちょうど人生の転換期に来ているのです。

人生の映画は

一度きりの上映なのに

途中で立ってしまうような

退屈なストーリーじゃダメだ

ですよねぇ(TT)

ほんまそれ、と思いながら聞いています。

 

様々な要因で、時に人は環境や人間関係にがんじがらめになってしまいます。

でも本当は自分自身を、心を、自縄自縛しているだけで選択は自由なんです。

自分の行動に責任を持てば、何をしたっていいし、どう生きたって良い。

私なんかは行動したくなるタイプなんですが、そうじゃない方も居るでしょう。

歌詞を今日改めて読んでみましたが、今曲はそんな人にも優しいなって思います。

ここの歌詞。

考え方が変わるだけで

見慣れたいつもの景色が

まるで初めて見るみたいな

新しい景色に変わるよ

とりあえず行動せよ!っていう歌じゃなくて、まず考え方変えようぜ!って曲なんですね。

お楽しみはこれからだ

最後にこう書く、マッキーが好き♡です。

そう、いくつになっても

お楽しみはこれからだ!

 こういう気持ちで生きたいですね、はい。

こないだももたさんとも話してたんですが、今ブログのいったん終了をお祝いして、何かやりたいなって。

「宜候」にちなんで、船でも借りるか?(釣りオフ?(笑))なんて話してたんですけどね、人生楽しくするために、そしてみんなを笑顔にするのが好きなので、また何か企画したいとおもいます~!


www.youtube.com

 

 

08. Counting Blessing

count one's bless...の意味・使い方|英辞郎 on the WEB

タイトルの「Counting Blessing」

どういう意味なんだろう?と思って、調べてみました。

・自分の恵まれた点を数え上げる

・自分がいかに恵まれているかをよく考える

ちょっと教訓めいた言葉ですね。

普段、何気なく過ごしていると、今現在持っている物って『当たり前』になっていて、気がつかないというか。

それを、自らの意思で客観的な視点から、恵まれた点を考える…。

いや、これをタイトルにしちゃうんだなって、感心します。

馴染みのない英語の文章って、何だろう?って検索かけませんか?

この曲は、検索かけてタイトルの意味を知ると、瞬間、ほー!ってなります。

感心しちゃう出来事って、人生の喜びですよね、きっと。

 

キリスト教ぽい考え?日本人には少し距離が遠いかもしれません。
それでも、今回(曲で)教えてもらったので、常日頃から忘れないようにしたいなって思いました。

一言でいうと、『謙虚』な主人公ではないかな?と。

 

内容をみていきますと。

歌詞の主人公は『君』と一緒に外を散歩しているのかな?と想像します。

スタンドで買う2つのコーヒー、とか、葉の落ちた枝にスズカケの実、とかからの連想です。

Youtubeでセルフ解説を聞いてみると、ちゃんとマッキーが解説してくれているのでぜひとも聞いてください。

こうやって本人解説を聞けるの本当に幸せ♡

『だけの会』をやる位ですからね。曲の解釈聞くの、本当に好き。

今まで全曲を本人が解説してくれたら…ちょっと高くても買います、私(笑)

 

失くしたものの代わりに

手に入れたものを数えながら歩こう

乱暴な言い方をすれば、人生は『消費されていく毎日』の積みあがった形、ともいえます。

沢山失くしたからこそ、無くさない方法を探っていく旅。

 

ちなみに、途中で出てくる『スズカケ』の実。

スズカケってなんぞや?と思って調べてみると、プラタナスの事、なんですって。

…この曲きっかけで、2個も新しい事を学びましたよ(笑)

 

目が覚めたように

幸せに気付いていく

幸せに気付けない心は『寝ている』

暗にそういわれているような気がします。

結局、幸せに生きて行くコツって、

90%は寝ているけど、大事な時だけちゃんと目覚めている。

そんな状態なんじゃないかな?と個人的には思います。

昔はどんな言葉でも受け取ろうとやっきになっていたけど、必要のない言葉は受け取れません。自分を大事にしたいと思うから。

でも、大事な事はちゃんと抱きしめる。

そんな事が浮かんだ楽曲。


www.youtube.com

いつもの槇原敬之節、と思いきや、少し感じが違うんですよね。

でも、言語化出来ない。。いつかできるようになったら、追記いたしますね。

 

 

07. なんかおりますの

最初のイントロから『可愛い』楽曲。

アレンジは松本圭司さん。楽曲中間に結構長い間奏があるんですけど、丸投げした!とマッキーがどこかで語っていたような。そこもめっちゃ素敵なメロディなんです。

歌詞は猫飼いにはもう、もう、もう、それーーー!って共感しまくりな内容です。

*ワタクシ重度の猫好きゆえ、所々で猫愛が駄々洩れするかもしれませんが、ひいてください、えぇ思いっきり(笑)

マッキーの代表的な猫楽曲は「ねこがふんじゃった」だと思うんですけど、こちらは猫の生態を友達から聞いて書いたもので、内容もカップルと猫、と猫がスパイスになってるホットチャイみたいな楽曲(ニュアンス大事)

たいして、今曲はテーマがずばり『猫』マッキーの飼い猫、どらみちゃんをマッキーが観察して出来たもの。生体あるあるのてんこもりでございます!

いやぁ、可愛い。かわいったらありゃしない。

猫飼いの目尻を下げまくる、ネコカワイイポイントのオンパレード。

なんかおりますの

床におりますの

もう、冒頭から『それな』の嵐。

なんかね、猫っていつの間にか床に転がってるんですよね。

犬と違って足音とかあまりしないから、ハッと気がついたらワッと驚く、みたいな。

しかもあやつらは夏場は涼しい所が好きなので、床に転がりまくりです。

『落ちてる』って表現が正しいな、と思う事もあります。あー可愛い。考えるだけで愛が溢れてきます。

余談ですが、猫好き一級になると、床に落ちてるビニール袋が飼い猫に見えます。目の(脳の)錯覚って…と呆れる程、ビニール袋を猫に見せてくれます。亡くなった何か月間なんざ、あぁ居るじゃん!って喜んだ瞬間、ビニール袋でしたー…っていうのを百回位繰り返した気がする。…私だけかもしれませんが。うちの子、白い猫だったから、白いビニール袋は大きさも誤認しまくる感じでしてね…。ううう、パール…。

脱線から戻しますと。

猫の可愛さをギュッとまとめてくれてる楽曲。

そして、暗にうちの子自慢をマッキーがしている気がする(笑)

どらみちゃんは犬ばっかりの環境で暮らしていた、ちょっと変わった猫ちゃんなので(大抵多頭飼いは同じ動物のご家庭が多いと思います。猫6匹とか犬8匹とか聞くけど、犬猫合わせて9匹、とかのご家庭は少数派かな?喧嘩しちゃう子達も多いかもしれません。匂いも習性も全然違いますもの)同じ猫は苦手で、犬の方が好き…や、事実を書いてるだけなんですけど、そこはかとなく自慢めいてる…気がするのは気のせいかしら?(笑)

種類で人は分けるけど

大事なのは心ですの

2番にさらっと良い事大事な事を入れてくる槇原敬之

そんなことさえも

気が付かないまま

今日もテレビのニュースは

争いで溢れてますの

本当にねぇ。。

人間以外の地球上の生物に、絶対呆れられてると思うな。戦争ばっかりしてさ。

いつか、地球上…いや宇宙から戦争が無くなる事を祈りつつ(でも陰陽の法則で考えると、なくならないのかもしれません。弱気)


www.youtube.com

04. 悲しみは悲しみのままで

*こちらの記事、当日アップしていましたが、ポータルからのリンク張りを11/12迄失念しておりました…。申し訳ございません。

 

マッキーは昨年、お友達を亡くされたそうで。

その体験から、この曲は作られたようです。

YouTubeにて、セルフ解説動画が公開されているので、是非ごらんになってください。

最初は「Hey...」の時の友人のことかな?って思ったんですけど、昨年亡くなったご友人の方がテーマになっているんですね。

マッキーは天国とか死後の世界を信じてるんだなって、今曲と「Hey...」を聞いてると思います。

君が今どこに居て

幸せにしているのか

何も変わらず心配してる 

Hey...

君は今どんな場所にいて何をしているの?

どちらも通じるものがありますね。

私達は死後の世界を知らないんです。

死なないとわからない。

各宗教で色んな死後の世界が描かれていますが、本当の所はわからない。想像するのみ。

だとするならば、この世と地続きで変わらない世界である、とも思える。

観測しないとブラックボックスシュレディンガーの猫みたいに。

また、天国と地獄みたいな、この世と全く違う理の異世界より、友達が今いる場所がこの世と変わらない方が『繋がってる』感が増しますよね。

そういう事なのかな?って想像してみたり。

 

歌詞の中に出てくるいくつかのエピソード、何となく今迄の楽曲のエピソードと似てる気がします。どの曲と似てるかなって脳内検索かけるのも楽しい。

マッキーはプロですから、そのままでは無くて少し焼き直しをしていますが、良い話は何度でも聞きたい派なので。

 

悲しみは悲しみのままで

胸に抱いて歩く方が

君と一緒に歩いている

マッキーは強い人なのかもしれません。

事実を事実として受け止めるのは、丹力がいるんでは?と思っています。

君と同じ名前がついた

悲しみと歩いていこう 

これはあれですね、

形のないこの痛みをいつかは可愛がれる様に

君の名前を内緒でつけたぼくの NAME OF LOVE

こっそりと訳されたのは「NAME OF LOVE」

ぽくの悲しみや痛みの名前は、君と同じ。

君の名前をつけることで、愛せるように。

 

無理して笑うんじゃなくて、泣きたい時は泣きましょう。

そのうち、涙は乾くと思います。

それまで、名前を呼ぶのを許して欲しい。

それで心を強くするから。

「NAME OF LOVE」は失恋ソングの名曲ですね!

好きな曲と似ていると思うと、こちらも可愛がれるかなぁって気になります。

大事な人を亡くす機会がこの先増えるんだろうなと思うとため息が出ますが、それまで出来るだけ縁や関係を大事にして、過ごしていきたいと思いました。


www.youtube.com

 

 

02. ハロー!トウキョウ

少しだけお休み頂きましたが、帰ってきた我らがマッキーのNEWアルバム!「宜候」

私の担当は2曲目から!

「ハロー!トウキョウ」でございます。

ももたさんが「01. introduction ~東京の蕾~ - TwinTowerTours (m)」で書いてくれましたが、発売前の妄想レビュー

今思うとかなりぶっ飛んだ事やってるなぁ、マッキー嫌じゃなかったかな?(読んでないと思いますが…)って気持ちになりました(笑)いや、内容はいたって真面目で、愛ゆえの暴走なんですけどね。企画好きな二人が考える事…なんですよ、ゆるしてねマッキー(読んでないと思いますが←二回目)

 

introduction ~東京の蕾~」から間髪入れずにこの曲に入っていて、めっちゃ格好良いです。大好きな流れ。

『冒険の始まり~♪』からの打ち込みサウンドケルトっぽい調べから映画やゲーム音楽のような壮大さを感じる、空を飛ぶ鳥のような視点(あくまで個人的な感じ方です。ももたさんとの違いも面白いなって)

で、「ハロー!トウキョウ」のイントロですよ。

ここはマッキーらしさを十二分に感じます。

だって、コンサート会場でこの曲が鳴った瞬間、席を立って手拍子する自分の姿が想像できるんですよね(笑)そこにいるような。

骨の髄から槇原敬之サウンドに浸っている身としては、初見ならぬ初聴でも全然ノレる。何度も書いてきたことですが。

そういう心地良さがありますね、このイントロには。

 

マッキーの名曲に「三人」というのがあります。これより前の、本当にマッキーが東京に出てきた直後の心境を歌った曲のようですね。

 

何も持ってこなかった

好きなレコードも

学生時代の思い出も

消し去りたい過去も

心機一転の時には、マッキーは全てを置いていく人なのかもしれませんね。

ちょうど、今の状況が上京した時の心境と似てたのかなぁ。

「宜候」を聞いた時の印象を、もう一度この曲を聞いて感じました。

全部置いてきたー!置いてきたったで~~~~~!!(大阪弁

潔さというか、何というか。一種の寂しさにも似た。

 

終電車を逃して、歩いて帰る道。

一度やってみたくて、歩いて帰ったことあったなぁ。

女子がやるもんじゃないですが(笑)やっぱり一度は歩きたかったんです。これって若さの特権だと思うんですよね。歳を取ると、ハードルが上がってしまいます。怖い物が増えるからかな。

もう2時間歩いているけど

私は3時間近く歩いた気がします(笑)

周囲に変な人は居ないか、車から怖い男の人が降りてこないか、びくびくしながら歩いていたので(今となっちゃ、絶対出来ません)時間が余計にかかりました。

でもね、歌の主人公、マッキーですよね、と同じく、とても気持ち良い孤独を感じました。歩くって道具を一切使わないからこそ、達成感が増すと思います。

私の好きなアーティスト(マッキーではなく)が、歩いて国中を旅したいと語ったのを見て、素敵な事を言う人だなって思ったのを思い出しました。歩くって人としての『基本』な気がします。

 

イヤホンから流れるのは

どれも全部この街で

生まれた歌

くー、格好良い!

シンガーソングライターって職業の格好良さがつまってる歌詞ですよ。

ここが他の芸術家だったら中々こうはいきません。

 

棚に置いたのは

どれも全部この街で

うまれた器(BY陶芸家)

 

壁に飾られたのは

どれも全部この街で

生まれた絵画(BY絵描き)

 

指に光るのは

どれも全部この街で

作られたリング(BY彫金師)

 

TVの中に映るのは

どれも全部この街で

創作したダンス(BYダンサー)

 

…。

……。

………。

 

なんかちが~う!

ってなりません?(笑)

 

ここのミソはですね、

この街を歩きながら、

この街で生まれた曲を聞く

なんですね。

他の芸術って、持ち運びに困るというか、そもそも持ち運ばないものが多い。

 

音楽は寄り添ってくれる。

いつもそれを、非常に愛しています。心から。

 

最後に、動画はっつけ。

「宜候」はYouTubeですぐに聞けちゃうんです。広告は入りますが。

素晴らしい!

アルバム持ってても、つい再生させちゃうのがファン心理。

皆様も是非クリック一回してくださいませ~(事務所の回し者とかではありません)

youtu.be

10. Design & Reason

*10/26追記 更新予告

次回は来週月曜日、ももたさんの順番からになります。

NEWアルバムを聞く時間が欲しいので、こうなりました(^^;

連絡が遅くなってすいません、よろしくお願いします。

 

ついに「Design & Reason」の最後の曲。「Design & Reason」です。

ももたさんも引用してましたが、

槇原敬之「Design & Reason」インタビュー|50歳を目前に放つ言葉の魔法 (2/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

良記事なのでよろしかったら是非。

ここに、アルバムタイトルにもなった「Design & Reason」の意味が書かれていたので引用します。

「Design & Reason」というタイトルには、「物事の形にはすべて理由がある」ということに加えてもう1つ「神様と一緒に企てたこととその理由」っていう意味も込めてるんです。そう考えたほうが自分を追い込まなくて済むんじゃないかなって。想定内だと思えば「絶対に越えられる」って勇気が湧いてくるというか。

アルバムの曲、全てに通じる根源の考えがこれだったんですね。

本当かどうかわからないけれど、そう思う事で生きやすくなるなら、それで良いと私は思っております。

マッキーをもうかれこれ30年近く好きで、ずっと追いかけてきたのって、根本にこういう信念とか思いとかがあるからかなって思っています。

聖人君子的なマッキーだけじゃないのは百も承知。

それでも、直向きに真摯に音楽に向き合って、曲を作る事にプライドを持っているのが感じられるから、それを余すことなく受け取りたいし、それを応援していきたい。

 

君の気持ちがわかると

君に言えたなら

これまでの自分の

歴史を誇れるだろう

優しい言葉で、この曲は始まります。

 

私事ですが、結構ハードモードな人生を歩んできました。

ネガティブな面の方が多いけど、ポジティブな面もあったと思います。窮地に陥った際には何らかの救いがあって、何とかここまでやってきました(そうじゃなければ死んでた可能性も)そう思うと、マッキーが言ってるように『自分で生まれる前にこのような人生にすると神様と相談してきた』ってのも何となく信じられるんですよね。ま、そういう風に信じた方が生きやすいんだと思います、私は(最初の方にも書きましたが)

ハードモードな人生、苦しい時はめっちゃ苦しいですけど、一つ良い事があって、苦しくない時に感謝が出来る(笑)

あの経験を思い出したら、何もない今、なんて幸せ!って思うわけです。

感情がふり幅で、物差しみたいと思ってください。

起点は「0」

良い事ばかりの人生だと、0から+10cmまでの間に色んな体験がある。この場合、一番何もない状態である「0」が、一番最悪になってしまうんです。

ずっと良い事が続けば良いけど、「0」である方が人生には多くないですか?

だとすると、健康でお金の心配をさほどすることもなく、平凡な日々が続く事には何の意味も無く、逆につまらない、最悪~って気分になるかもしれません。

逆に。

0からマイナス10cmまでの間に色んな体験がある場合。

上に書いた事の反対の現象がおきますよね?

つまり、「0」が最高で、そんな平凡な日々に幸せを感じられる。

そしてですね、マイナスの方が多い人生には、たまにミラクルが起きるんですよ!

マイナス10cmを体験した後、プラス10cmを体験する、と想像してみてください。

マイナスが多ければ多いほど、プラスとのふり幅で、誰も感じたことが無いような幸せを感じる事が出来るんです!!

もーのーすごーく、幸せ!!!って爆発するような幸せを感じる瞬間があるんですよ。

(笑)

めっちゃ力説しましたが、神様ってうまい事人間作ったなった思います。

だから、辛くても苦しくても、いつか来るミラクルを信じて、生きて行けばいいんじゃないかなって。

そう思うようになってから、結構楽に生きれるようになりました。

いや、苦しい時は本当に苦しいですよ?

でも、マイナスな出来事も、ネガティブな出来事も、その経験によって、色んな物を受け取れる。

 

君の気持ちがわかると

君に言えたなら

これまでの自分の

歴史を誇れるだろう

この歌詞、最後の〆にも出てきます。

人は自分の人生を生きて居るけれど、人の為、いえ、「きみのために」色んな経験を積んできたよ。

そう言える瞬間は、人生の中でも最高の一瞬かもしれませんね。

 

今、ふっと脳内再生されたのが、「Home Sweet Home」

人であふれる場所で

人は生まれてくる

誰もが誰かのために

居心地の良い場所になれる

根っこの部分で繋がっているというか。

槇原敬之はずっとずーーっと、人と人、それを描いているような気がします。

それはこの世と同じなのかと。

 

最後に。

本当だったら、この曲で『TwinTowerTours』も一旦終了だったんです。

が、NEWアルバムのおかげで、もう少し続きます。

書ける喜び。書かせて貰っているんです、ありがとうマッキー。

感謝を忘れず、このまま「宜候」

ゴールまで、真っ直ぐ進んでいきますよ~!

よろしくお願いいたします!(^^)