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ツインタワーズがおくる、槇原敬之(ほぼ)全曲レビュー ライトあるみのブログ

6. TWO MOONS

今回聞きなおすまで、知らなかった事。
イントロ、歌いだし前にマッキーの息を吸う音が入ってるのですね。
これはヘッドフォンで聞くの推奨です。

 

ミディアムスローのナンバー。
シングル「2つの願い」のカップリング。
アルバム収録時は編曲無しでそのまんま収録されております。

が。

マッキー、気に入っていたのか、シングル「花火の夜」でgo home versionとして発表されました。
これがまた良い。
もしかしたら、私はgo home versionの方が好きかも。
無印(アレンジ無し)は潔い。シンプルイズベスト。
でも私は王道よりひねったのが好きなので(笑)go home versionを推します!
アレンジが完璧に「槇原敬之の音」
声が入っていなかったとしても、ラジオで流れたのを聞いたら「これマッキーちゃうん?」とわかる、というか。
「世界で一つだけの花」を初めて聞いた時も、同じように「これマッキー?」と思わず楽曲の作曲家を調べたんですよね。
「花火の夜」が発表されたのは2003年。世界に~は2002年ですから、この辺りは年齢的にも仕事がノリに乗っていたのではないでしょうか。

 

今回も後でバージョン違いを張り付けますね。
これはブログの良さ。比較しやすいかと。

 

歌詞の世界に目を向けると、恋愛の超初期。
キスをしたかった、とあるので二人はつきあっているのでしょう。
でもキスはまだ?
初々しいです。

 

しかし、音を聞くととてもゆったり静かで、恋の高揚感よりもちょっと不安というかまだ自信がないというか。
歌詞の主人公の性格が出てるんでしょうね。
気弱な僕、とも書かれていて、慎重で控えめな男性の心が上手く表現されているなぁと。
今日は満月。
満月を見て狼男に変身出来たら…とも思うけれど、思ってるだけで出来ない…。
そんな姿、女性から見ると可愛いと思いますけど、彼は可愛いとは思われたくない。
複雑な男心です。

ちなみに、「月」というのは満ちたり欠けたり姿を変える所から、タロットカードでは「不安定」の象徴。
カードナンバーは18。
たまたまかもしれませんが、マッキーの生まれた日と同じです。

 

タイトルの「TWO MOONS」ですが、由来はどこに?と色々検索かけてましたが、真実?は歌詞の英語部分にありました。

There are two moons

one is in the sky

the other's on the sea

I hope to be with you

everytime like this

 英語がからきしダメなので、何も考えずに見過ごしておりました。

「TWO MOONS」は『長い間』とか、『インディアンの諺』とか『英雄』とか、様々な事を検索から妄想してたんですけど。
歌詞を訳すと『空に浮かぶ月と海に映った月』の事なんですね。
それを2人の関係とか距離にかけているのだな、と。

 

私の中の位置づけで「PHARMACY」では箸休め的な曲だったんですが、改めて聞くと良いですね。
これは年を重ねた今の私だからこそ、良いと思えるんだろうな。
このブログを始めて良かった。
また新しく、マッキーの曲の魅力に気付けるんですもの。
読んでる方々にも、そう思ってもらえたら幸せです。

 

マッキーの曲は本当に素敵なのですよ!

 

と大きな声で叫びつつ。
2つの楽曲を聞き比べながら、今記事は終わります。