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ツインタワーズがおくる、槇原敬之(ほぼ)全曲レビュー ライトあるみのブログ

09. The Future Attraction

2017年のコンサートツアー"Believer"の一曲目(正確にはIntroduction ~Believer's Theme~ が入りましたが…)
オープニングの演出がめっちゃ格好良かった。
The Future Attractionのイントロと共にシースルー?のカーテン越しに、マッキーが現れて。
最初に見た際、胸をどぎゅんと撃ち抜かれました(笑)
後ろの方だとカーテンと光の演出で輪郭しか見えないんですけど、前方だとこう微かに表情も見えてですね…イイ♡ってなりました(笑)
平安時代の御簾越しの逢瀬と言いましょうか(アホな子です)じれきゅんとはこういう事?

♪運命のカウントダウン~3.2.1.0

の時、心の中でギャーー!!って叫びました(笑)
もう喜びがてんやわんやです。格好良すぎやろ~~!(ほんまアホな子です)

で、

さぁ今から二人で恋に落ちるんだ

ここでシースルーカーテンが上がるわけです。
…舞台演出の方、あなたわかってらっさる……!!
ここ数年のライブ演出はすごーく素敵なんですよね。がっちり鷲掴みにされておりますです、はい。

 

( ゚д゚ )はッ
思わず語ってしまいましたが、ライブ演出の話じゃなく、曲のレビューでございましたね…失礼いたしました。
いや、でも、本当に素敵なんですよ。
まだ見たことない方はぜひ、是非!!見てみて欲しいなと思います。

 

では、曲の世界にまいりましょう。

君が恋をしたわけじゃない 
何の役にもたたない

…冒頭からこの突き放し(苦笑)
これまでの『優しさで出来ていそうな槇原敬之ワールド』は影を潜め、見ようによっては軽く喧嘩売ってそうな言葉が続きます。

一番顕著なのが、

僕といることで君が
君らしくいれるなんて
期待しない方がいい
ただの歌の文句さ

世に溢れるラブソングの甘い歌詞を全否定(笑)
それはこれまでの彼の世界観も否定しそうな強い言葉です。
(マッキーはそんな歌詞書いてはいないんですけどね、聞く方が彼の歌に幻想を被せてたんだろうな)

 

でも私こういうある意味ナイフみたいな、スッと傷をつけられそうな鋭い歌詞も嫌いじゃないんです。

聞くことの出来る言葉だけを信じないと
約束するなら

トレンディドラマが世を席巻し、恋に恋していた?バブル世代が結婚して家族を持ち、世の中は『恋』に対するプライオリティが以前より低くなっていたと思います。
マッキーの歌詞が変化したのも、自然な変化だなぁと。
年齢を重ねたからもあると思いますが、密かに育っていた黒マッキー(笑)が表に姿を現したのはこの頃。

MCや雑誌のインタビューなんかでは時々顔を出していましたが…。
あえて人々が口にしないような痛い現実をさらっと歌にしちゃうのが黒マッキーの定義。エスプリが効いてる、と書くと格好がつくかしら。

 

タイトルも、

The Future Attraction ⇒ 未来のアトラクション ?

恋を乗り物にたとえた曲は他にもありますが、ここまでオシャレに仕上がるのは、希代のメロディメーカー槇原敬之の存在感。

サウンドがいまいちだと、

命綱は想う気持ちだけ

というこれまでの槇原世界と変わらぬピュアさが見過ごされたままになるでしょう。

そう、結局どんなに突っ張らかっても、恋というのは純粋な感情。

この一文がなかったら、私はこの曲をそんなに好きじゃなかったと思います。

 

恋は誘って落ちるものではないと思いますが、言われたらめっちゃドキドキすると思います。

これを読んでるフリーのマッキー好き男子の皆様、

今から二人で恋に落ちましょう

と、好きな子を誘ってみてくださいませ。

結果に責任は負いませんが(笑)どうなったかはこっそり教えて頂きたいです。

YOUやっちゃいなよ!とジャニーさんみたいにけしかけて、本記事はおしまいです。