02. キミノイイトコロ
ついにきましたね「太陽」が。
レビュー書く前に少しだけ。
一度目の逮捕以来、マッキーから離れていた時期が私にはありました。
嫌いになった、とかではなく、ファンクラブにも入らず、音楽雑誌を買うわけでもない私は、マッキー復活を知らない位他の事で忙しかったんですよね。
それが、2003年初頭に7年付き合った彼氏と別れ(笑)前を向くためにも、自分の好きな事をして楽しみを持とう、と思ったんです。
その時に思い出したのが「槇原敬之」マッキーの事、私大好きやったやん?
ドラマ『僕の生きる道』で♪世界に~が流れていたけど、ドラマを見ていなかった私はラジオでこの曲を最初に聞き、『……これマッキーちゃうん?』と気が付きました。カントリーの感じが「PHARMACY」の頃を思い出させる…。
急いでネットの海にダイブし(笑)情報を集めました。
…どうも3月に大阪でライブがあるらしい!
親友の彼氏が大のマッキー好きで、ファンクラブにも入っている…。
速攻メールして、ライブチケットを取って貰いました。
で、本題に戻ります。
この時のライブが、「本日ハ晴天ナリ」
一曲目がこの「キミノイイトコロ」」だったんですよね。
もうね、ガッツーン!!ときましたね。衝撃を受けました。
ライブまでに持ってないアルバムを買い、ライブに向けて聞いていましたが、「太陽」の中でもこの曲はあんまりピンときていなかったんです。
でも、今は大好きです。
あの時の喜び溢れる瞬間、今でもアドレナリンが放出される感覚を思い出すことが出来ます。
この頃からですかね、アルバムでピンとこなかった曲をライブで聞いて『好きー!!』ってなるの(笑)
…これを突き詰めていくと、『ライブまでアルバムを聞かずともライブでノレる』(笑)マッキーからすると嬉しくないかもしれませんが(アルバムは私は絶対買ってますよ!でも、子育てしてた一時、音楽を聞くって事さえ出来なかった日々がありました…余裕大事)もう、骨の髄まで槇原敬之サウンドに浸った人は、私と同じく、『槇原敬之が作った曲の全てを愛する』んじゃないかと(言い過ぎ?)
…この件はまた、他の曲でも少しずつ書いていきたいと思います。
すぐに話が逸れてすいません(>人<;)
「キミノイイトコロ」レビューに戻ります。
イントロのメロディが、幕開けを思わせます。
「彗星」で流れ星になって、地球に降ってきた"音楽の種"が芽吹く瞬間。
鐘のような音が入ってるのがそんな風に思う原因かな?
「彗星」がファンに対する帰還の挨拶で、「キミノイイトコロ」は復活のファンファーレ。
あくまで私のイメージなのですが。
この美しき日常で
君と恋をしてる
と歌詞にありながら、書かれている事柄は恋の領分を超えています。
性別年齢を超えて、人の素晴らしい所を称えあい、良い所を手本とする姿勢を教えてくれています。親と子、でも通用しますね。
でもあえて恋愛で歌う事で、スッと入ってくる人もいるでしょう。
君の良いところは言わない
内緒にしておく
いやいや、言うたって~と思いつつ、
だけど同じような事を
出来るようにするから
これ。
こんなんされたらめちゃくちゃ嬉しいですよね。
良い所を褒めて貰えるのも嬉しいですが(笑)いつの間にか、自分が好んでやっている事を恋人もやってくれている。
こんな相手には中々出会えないし、出会ったとしたら手放してはいけません。
それ位、貴重な相手です。
何も計らないで君を
喜ばせたいから
なんの計算もしないで、君を喜ばせたいから。
これって難しいですよ。やっぱり、喜ばせるために色々考えちゃうじゃないですか。
でも、そうじゃなくて。
良い所を吸収しつつ自分の軸をしっかり持つことで、魅力的な人になる。
それを見て君が喜びを覚えるわけです。
良い所×良い所の相乗効果。人対人の至高の関係性。
これは『依存』とは無縁の世界。素敵だなぁ。
誰かを喜ばせようとして
盗んだ花をあげても
花がかれるよりも先に
愛はかれてしまう
心の底から、生み出した珠玉の言葉。
でも、実行するのが難しいという事を、人間というものの弱さを、槇原敬之はその存在全てで教えてくれているなと思います。
言葉は思うよりも暴れてしまいそう(^^;なので、今記事はここまで。
ももたさんが書いたように、「太陽」から何枚かは公式チャンネルが無料で聞けるようにしてくれています。ありがたや~。
でも、簡単に検索できないためか、再生回数の低い事。
こんなに名曲なのよ~~~!というのを世間に知らしめるためにも(笑)これ読んでくれてる皆さんは、是非是非動画視聴してくださいね(微々たるお金でもマッキーに還元されて欲しい…)