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ツインタワーズがおくる、槇原敬之(ほぼ)全曲レビュー ライトあるみのブログ

07. 情熱 ~Album Version~

正直に白状します。
今回、このレビューを書くまで、情熱のシングルバージョンをほぼ聞いた事がなかった。。。
あぁ、石投げないでっ!
私は完全なるアルバム派でして、シングルは買っても聞かない事が多いのです。

 

面倒くさがりな性格が災いしております…だってディスクチェンジ(以下略)
iPhoneiPodに登録すれば良いんだろうけど、真正の面倒くさがりはそれが面倒(以下略)
かといって、人よりこだわったりする所もあるんですけどね。
人間って面白いですよね~(話を大きくしてごまかす)

 

だもんで、勘の良い方はもうおわかりでしょう。
他のシングル曲も、アルバムとは違う場合、あんまり聞いておりません。
はい、何十年とファンしてきて、新たな発見がすっごいある!!レビュー始めて良かった!(超ポジティブに思ったもん勝ち)
その代表として、この「情熱」のシングルバージョンがありました。

 

元々、すっごい好きなんですけどね。
ライブでやってくれた日にゃ、踊り狂います!嬉しい!
だがしかし、私の記憶違いというか、驚いたのが、2004年の『EXPLORER』ツアーでしかやってない模様。その前は『Such a~』のアルバムツアーで。
えー?本当に驚き。最近でも聞いた気がするんだけど。夢?幻?
…まぁ、私的第二次槇原敬之全盛期で『EXPLORER』ツアーは遠征含めて8回行ったんで…これが最多なので…うん。
EXPLORER』はDVDになってないんですよね…セトリ神なのに。

情熱⇒HAPPY DANCE⇒青春 の流れなんて、もうやばくないですか?

 

……ライブでもまた聞きたいですねぇ。しみじみ思います。
ダンサブルな楽曲だけのライブもね、いつかね、開いてほしいなって思ってます!かなりの願望です!
マッキー、お願いしま~~~~~す!!!(東京に向かって叫び続けたい所存)

 

では、本格的に曲のレビューを。
シングルバージョンはお遊び感が強いテクノ・ファンクですが、アルバムバージョンはもう少し重厚な仕上がり。
コーラスワークはシングルの方が全編を通して入っていますが、アルバムバージョンは要所を抑えています。
印象的な『トゥットゥットゥル~』という合いの手?も少なめ。
その分、真剣度合いが増す感じ。

 

そもそも「情熱」という曲、アーティストへの応援歌ですよね。
『何か』というのは『芸術』と私は認識しています。
音楽だけではなく、絵、ダンス、演劇、その他、人間の奥底に眠る、まだ作品になりえない卵のようなエネルギー、それを総称して『情熱』と表している。

誰かが君を笑っても
そのうち笑えなくなるよ

ここの歌詞。
ゴッホピカソが思い浮かびます。
旧体制側には、新しい物は受け入れがたいんです。
それは、自分の足元が崩れる予兆をはらんでいるから。
理解できない事は怖いんです。
怖いから排除しようとする。嘲笑というやり方で。

うーん、嫌な習性ですね。わかるけれど、そうはなりたくない。

 

歌詞の主人公は、雨に打たれたままじっとしています。
比喩表現と考えると、雨は困難の象徴でしょう。
自分の中から表現を形にしようとする時、すんなり出てこなくてじりじりする感じ。
わかります。
身近な所で置き換えると、このブログ記事さえ同じ(笑)
いや、一緒にするなという声が聞こえてきそうですが(笑)

書きたい、でも書けない…。
書かなきゃ、でも書けない…。

PCの前に座っても、ついつい他の事をしだしちゃう。
他の事をしなくても、なんとなく最初の1行が書けない事もあります。

その瞬間が『情熱』と同じだなぁと。共感ぱない。

サビ前の効果音のリズムが変わっていたり、拡声器が使われたり。
シングルよりさらに磨きがかかった、アルバムバージョン。

どちらも甲乙つけがたい出来栄え。

どうすればいいかわからないなら

抱きしめてやればいい

君だけの君だけにしかできないやりかたで

 マッキーもこう言ってくれてるので、私としては二つのバージョンは引き分け。

どちらも抱きしめつつ、今記事はおしまいです。