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ツインタワーズがおくる、槇原敬之(ほぼ)全曲レビュー ライトあるみのブログ

02. Fan Club Song

前回の「LOVE LETTER」が非常に長くてですね。。

長いと読むのしんどくなるかなって不安になるんですよね(小心者)


でも、それ以上にももたさんの「うたたね」が長くて安心しました(笑)
やっぱり好きな曲は愛が駄々洩れてしまいますね~。

その気持ちが伝染して、マッキー好きな人はもっとマッキーが好きになりますように。そして、マッキーファンがもっと増えますように♡

 

さて、「FanClubSong」

この曲、初めて聞いた時、おぉ!と思いました。
心の中で「エウレーカ!」と叫んだとかなんとか。アルキメデスか。

 

新しい価値観に出会った時の快感。
「Such a~」以降、そういう曲が増えた気がします。

 

でも、ちゃんと理解できてるのか不安になる個所も所々あったり。

・憎いマイナーチェンジ
・手放し運転は禁止
・生真面目な甘党

何となく、雰囲気はわかる気がする。
今まであまり深く考えず流して聞いておりました。

曲のテーマとしては枝葉末節だと思ったので。

だがしかし、レビューをしているのだから、深く考えてみましょう。

 

①憎いマイナーチェンジ
これに関しては、まぁわかる。
マイナーチェンジの意味を知らべると、元は車関係の言葉。
型式や年式は変更せずに車の細部を変更改良する事。
対義語はフルモデルチェンジです。
ここから想像するに、付き合った当時の印象から少しずつ相手への理解を深めて、自分の認識を変えていくって事かな?

 

②手放し運転は禁止
これが難解(笑)
よそ見運転、だとわかりやすいんですが。
これはですね、一小節目の『君はとっても可愛いよ』のリズムに合わせてのチェイスな気がする。
調子に乗ってハンドルから手を放しちゃいかんよ、とか、握った手を離しちゃいかんよ、とかかな。
これは『槇原敬之だけを語る会』の議題に上げるべき問題ですね。

 

③生真面目な甘党
これはそのまんまに受け取っても良いのか迷います。
ちなみに甘党の反対語は辛党、辛党は辛い物好きではなく、お酒好きなようです。
という事から推測するに、このカップルは下戸なんじゃないでしょうか?
暗喩として、恋に酔う事は無く、甘い恋を理性的に(生真面目にかかってます)楽しむ、とかかな。

 

一番興味深い歌詞が

やっとの思いで入会したら
特典(おまけ)で君がついてきた

この発想、面白いですよねぇ。
好きな君が特典(おまけ)ですよ。マッキー天才。

 

という事は、自分の感情(相手を思う気持ち)が主なんですよね、この歌では。
ファン心理ってまさに、です。
アイドルやアーティストへの想いは一方的な片思い。
正しいファンは見返りを求めず、自分の愛を一心に捧げます。
それこそ、宗教のように信仰する⇒ファンのあるべき姿とさえ思います。

 

信者か、という言葉がありますが最近ではネガティブな風に捉えられますね。
私の持論ですが、
信者で良い
というか
信者で何が悪い?

 

ファン(FAN)の語源はファナティック(FANATIC) 
熱狂的や狂信的と訳されます。

つまり、ファンって言葉は一般に広まってマイルドになっただけで、元々はそれ位の熱量がある人々の事かと。

 

そして、信者であっても、『白が黒』『黒が白』になるはずもなく。
それは信仰というより、自分の思考を他人に手放してしまった『依存状態』です。

 

本当に好きで大事で守りたいと思っていても、相手が悪い事したらそれは違うと諭したり、正しい道に導く事は出来るはず。

 

ただし!
ここ重要ポイントです。
この歌の歌詞に、

好きになれないものは無理せずに
知らん顔するのも思いやり
いいと思うところがあったら
思いっきりほめあって喜んでいる

ファンとファンとなる対象者との距離感って、まさにこれ位がベストなのかなと思うんです。

 

そして、マッキーが歌詞に託したように、恋人同士もこれ位の距離感の方が長続きするんじゃないかな。好みはありますけど。

 

……ここから話を展開させるとまた長くなるので(笑)余韻を含んだまま割愛いたしますね。

 

SONYに移籍してからのマッキーは歌詞の描き方があきらかに変わったように感じます。
その辺りも書けるように、槇原敬之WORLDをさらに探求していきたいと思います!