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ツインタワーズがおくる、槇原敬之(ほぼ)全曲レビュー ライトあるみのブログ

02. 祈りの歌が聞こえてくる

「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた」

前もぶっちゃけましたが、私的マッキーあんまり聞かなかった期のCD。

妊娠出産、想定外の育児のさなか、音楽などマッキー以外でもほぼほぼ聞いていませんでした。人生でも、一番の難局でしたね。そしてきっとあの時以上の難局はないと思います(あったとしてもあれを乗り越えている限り、心は折れないと思うので)

だもんで、タイトルの意味に色々思う事があります(良い意味で)

でも言える事は、マッキーはマッキーが感じた真実を歌にのせて、聞く人に届けようとしてくれている、ということ。

それだけはずっと変わらないと思います。

表現の仕方は変わろうとも、彼は真摯に音楽に、そして私達に向き合ってくれていると思います(受け取り手の好みはあろうとも、彼の音楽の好みも変わろうとも、姿勢は変わってないと思います)

私が槇原敬之を好きな理由の一つです。

このアルバムが作られた当時の背景を前回の記事でももたさんが書いてくれています。

読んだ方も多いと思いますが、リンク張っておきますね。

「introduction」

 

そんな中でも、ライブだけは欠かさず行っていました(大阪でやってくれる時は…そのためクリコンとかは行けず、どれだけ悔しかった事か…くぅ。今からでも遅くないよ、マッキー、クリコンのDVD出しておくれ…高くても買うよ…)

移籍もあって久しぶりのツアーが『Long Distance Delivery tour 2009』

だがしかし、確認した所…

この曲、このツアーではやってなかった!( ゚д゚ )

ツアーがない間にアルバムを2枚出していて、このツアーでこの曲は選ばれなかったんですねぇ。そうか~。

ちなみにこのツアーも映像化されてません。。いつかどうにかなりませんかね。。

「祈りの歌が聞こえてくる」ライブで初めて聞いたのは『Dawn Over the Clover Field』でした。

この曲はライブで聞いてから好きになるタイプの曲じゃないかな、と(キミノイイトコロもそうでした)
 

今回改めて聞きましたが…

めっちゃ良い曲じゃね??

というか、アルバム全体良いんじゃない??

『LIFE IN DOWNTOWN』ではストレートに正しい事を歌っていたのに対して、『悲しみ~』では歌詞に哲学が入ってきている気がします。槇原敬之哲学。

咀嚼された言葉は、それほど痛みなく、心に入ってきてくれるような気がしますね。

曲の話をすると。

アルバムコンセプトをアルバムデザインから感じるとすると、ももたさんが書いたように昭和歌謡(=70~80年台POPS)なんですよ。

今、今ね、ちょうど世界的に80年代の曲が流行ってるの。

シティポップブームが数年前から来てるんです。

【2020年最新】なぜいま シティポップ が注目されているのかを再検証 | ARBAN

(少し前の記事ですが)

今年のグラミーとかもそうだし(ニューレトロポップディスコとか)外国で80年代の楽曲(竹内まりや松原みき)が人気なんです。

ちょっとーーーーーーー!

マッキー、10年先取りしてしまっているぅううう(TT)

早すぎたぁぁぁぁぁぁぁ。

 

と、いうことで、今聞くと世界的に今流行してるような音楽が聴けちゃう、『悲しみ何て~』

私としては、アルバムジャケットデザインを一新して(シティポップ風に寄せて)再発売したらどうかな、と思ってしまいました。

売れそう。やばい。今のシーンにぴったり過ぎる。。

マッキーーーーーー(TT)

という事で、ちょっと車にこのアルバムを載せようか…(普段音楽を聴くのは車の中なので)

 

一番好きな歌詞は

洗濯糊がアイロンに焦げる

甘い香りに乗って今日も

 この表現です。痺れる。

ちょっと興奮気味に書いてたので、深みはない文章になりましたが(笑)

ある意味、この興奮が読んでる方に伝われば良いな。

マッキーの活動開始時期がいつになるかわからない中、このアルバムを新譜として聞いてみるのはいかがでしょうか?

そんな事を思いつつ、今記事はおしまい。