02. Naked
最初にぶっちゃけますと、この”槇原敬之ほぼ全曲レビュー”の難所はこのアルバムから。
我々TwinTowers、さすが友達というかなんというか、人生の波が似てるようです。
発売当時、仕事が忙しかったのもありますし、お互い所帯を持ったりですね、中々に激動の時期でした。
だもんで、マッキーの曲から少し離れていたんですよね。
ライブは行ってましたし、CDやDVDも買ってました。が、他の要素に押されて、このアルバムってあんまり聞かなかったんです。
槇友さん界隈で集まると、控えめにこの言葉が発せられます。
私にとって、この頃は暗黒時代なの…(つまりマッキーをあんまり聞いてない)
声を潜める感じで、フォントを小さくしました(笑)
私がマッキー好きのネット界隈に出没しはじめたのが2003年辺り。PC購入したのがきっかけです。
そこから第二の青春時代を槇友さん達と過ごし、だーーーっと走ってきて、この辺りがちょうど休憩時期に。同じような方も多数居ました。
ここから、何枚かのアルバム、あんまり聞いておりません。。
でも、逆にポジティブに言うと、
自分的名曲にこれから出会える(かもしれない)
うーん、ポジティブ(笑)でもポジティブは最強ですよ、きっと。
ただ、聞かなくなったのは、環境の変化だけではないかも。
前のアルバムもそうでしたが、マッキーの歌詞の書き方が変わってしまったから、にも理由があるかもしれません。
私がとても愛していた『繊細な比喩表現』がなりをひそめ、ストレートに正しいことを届ける、そんな歌詞がこのアルバムから増えたように思います。
恋の歌も減りましたね。
この「Naked」は恋の歌とも言えるけど(愛し合ってる、と書かれてますからね)テーマは『争いはしたくない したとしても 武器を使うんじゃなくて 素手でやさしくお互いに触れよう』的な。教訓めいてますね。
そう裸の心は柔らかく
とても暖かい
柔らかい、というと、桃を連想します。桃は美しい表現が随所にあり、歳を取る程好きになる楽曲なのですが。
サウンドもアレンジも、とても好みな「Naked」
なのに、どうしても嵌れないのは、曲の主人公の背景が想像できないから。
想像できないって事は、逆にいうとどの人にも当てはまるってことなんですけどね。
音楽って難しいです。
ギターサウンドが格好良い楽曲。
このライブまで、山源の小倉さんが弾いてらしたんですよね。メンバーもマッキーより年齢高い人も多くて。
演奏する人が変わると、ガラッと曲も雰囲気が変わる不思議。
ケミストリーを感じます。
年を経た今、また今のマッキーが歌ったら…違って聞こえるのかな。
ちょっと聞きたい気もしますが、この先歌われることはないのかもしれない…とも思ったりね、しますねぇ。