12. ココロノコンパス [ALBUM VERSION]
「LIFE IN DOWNTOWN」も最後の曲。
ももたさんが前回の記事で言及してましたが、「尼崎の夜空を見上げて」までの下町の雰囲気が、この曲ではあまり感じられません。
元々シングルで発表された曲です。ドラマの主題歌になっていたそうです(この頃の記憶が全くない私…ごめん、マッキー。。)経緯はわかりませんが、依頼されて書いたのだとしたら毛色が違ってもしょうがないかな、と。
「明けない夜は~」とかも下町感ないですし。
アルバムの並びとかも随分考えたんだろうな、と推測。
今回は初回限定盤のみボーナストラックとして収録された2曲をレビューから外したんです(遠く遠く〜'06ヴァージョンとWHAT A WONDERFUL WORLD)
↑が無ければ、最後の曲が「尼崎~」だったかもしれませんね。
でも、次作へのブリッジになるというか、期待させるアイディアとして、「ココロノコンパス」を持ってくるのはアリだと私は思います。
この曲もシングルで発売されたので、MVがあります。
うーむ、でも、これ今回初めて見ましたが、少し寂しいかも(GYAOで確認してください)
マッキーもアニメーションで表現されているんですが、マッキーのパートは実写にしてくれたら良かったのに。そうしたらもっと緩急が出たと思うんです。
…まぁ、素人の感想なんでスルーしてください(笑)
MVの中でマッキーに翼が生えます。
この頃の歌詞のイメージからか、どうも『天使』とかそういう意味合いで『翼』が暗示されてるのかな。
人々にメッセージを届けるというか。
「SELF PORTRAIT」ではジャケ写で天使の羽をつけていたマッキーですが、この時の天使は人間達を遠くから見守るイメージでした。
それが、「僕が一番欲しかったもの」あたりから天使のイメージが変化したように思います。
感じ方は人それぞれなので、どちらが良い悪いとかはありません。
でも、私は「Lovable People」のアルバムがものっそい好きで、このコンセプトが『人々を愛すべき視点で眺めている』(意訳)だったかと思うのですが、その距離感が絶妙でもうね(涙)
槇原敬之は『言葉の天才』だと思うんですよ。だって、5・18(ことば)生まれですよ、神様の采配はすごいな。
だからこそ、言葉が強い。歌詞が強い。強いのはメッセージが多くの人に届くという事ですが、良い面だけでなく。それが強すぎると受け取れない事だってあるのかなって。
素敵な音楽でもスピーカーの傍で大音量で聞かされると、耳が痛くてしょうがないじゃないですか。
聴覚は人に寄りけりだから、全然気にならない人もいますけど、感受性が豊かだと人よりさらに感じちゃう人もいますしね。
はっ( ゚д゚ )
思わず熱く語ってしまってますが、「ココロノコンパス」の話してなかった。
いかんいかん(でもいつも読んでくれてる方には平常運転か)
もう千字以上使ってるので、この後はコンパクトにまとめます。
ココロノコンパスは応援歌
誰しも経験のある、『良いと思ってやったのに相手には喜ばれなかった』
思い出すだけで、あ~~~と変な声が出る、恥ずかしいやら悲しいやらの想い出。
独断と偏見で言っちゃうと、それって相手をよく観察出来てなかった、相手の事を理解できてなかった、って事なんですよね。
『人がせっかく』という気持ちは置いておいて、今後の為には『なぜダメだったか?』を考えた方が良いです。
歌詞にあるように、
何もしない自分の方が
マシだなんて思わないで
これは絶対。
この後、
心の針が示す場所へ
何も恐れずに進め
と結ばれるのですが、途中。
誰かのために何かを
するのは難しいけど
そうなりたいと思う自分に嘘は
つけないのだから
誰かの為に何かをするなら、お互い嬉しい方が良くない?と合理主義の私は思ってしまうわけです。マッキーに言ったら怒られるかな。。
でも、マッキーが言いたいのは、君が良いと思うなら(そしてそれが人の為だけ思ってるなら)やっちゃいなよ!大丈夫だよ!って事。
先程書いたように、これは応援歌ですね。
ココロノコンパスって凄い良いタイトルだと思うんです(調べてたらディズニーシーで使われてる曲のタイトルが『コンパス・オブ・ユアハート』うん、良い言葉ですよね、うん)
古参ファンとしては、情景が浮かぶようなワンエピソードが入ってたらもっと好きになったと思うんですけども。これは我儘な意見で、蛇足でした。
次は「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」
レーベルを移籍して第一弾です。
マイペースですが、確実に進んでますので、皆様お付き合いくださいませ。