TwinTowerTours (a)

ツインタワーズがおくる、槇原敬之(ほぼ)全曲レビュー ライトあるみのブログ

07. Curtain Call

最近いじめられて自殺した少年たちのニュースを見て、本当に胸が痛くなりました。僕も昔いじめられた経験があるのですが、今みなさんの前で元気に歌えるのは、そういう経験からいろいろなことを感じることができたからこそだと思えることもあるので、僕の経験から伝えたいことをこの歌に込めました。Dawn Over the Clover Field セルフライナーノーツ より)

 冒頭から引用。

この歌はこういう経緯から出来たんですね。

 

昔、同じような事にハッと気がついた瞬間がありました。

そうだ、目の前のこの人も、私の人生の悪役でいてくれるんだなぁ、、と。

嫌な事を何で平気で出来るんだろう?と思った時に、ふと脳内に浮かんだんです。

 

だがしかし、その時はそう思えても、その後めっちゃくちゃムカつく人が出てきた際、そういう風に思えない自分もいました(笑)

はい、まだまだ修行が足りませんね(笑)

 

さぁ!カーテンコール
君を悩ました全てが
優しい笑顔でお辞儀をしたあと
前より成長した君を
誇らしく見つめながら
この役を引き受けて
よかったと思うのさ

 

この歌詞が面白いです。

視点が主人公から悪役(と呼ばれている)に変更されているんですよ。これが小説とかだと視点を急に変えちゃいけないって怒られるかもしれませんが、これは歌詞なのでOKです。

 

歌詞があまりにも綺麗にまとまっているため、書く事が少ない(笑)

名言の宝庫なので、抜粋してみましょう。

今の君が何を学ぶかで
未来の君の幸せが決まるから

前より成長した君に
成るためには何一つ
欠けても駄目だと言うことに
気付くから

逃げずに立ち向かう度に
新しい景色を見るんだ
乗り越えたその場所からし
見えない世界を

 簡潔な言葉…最大限に削いだ言葉でバシッと言われると、胸にズキンときますねぇ。

真理だらけ。

悪く言っちゃうと、少し使い古された言葉になってしまうかもしれないけれど、大事な事は結局そういう事なのかもしれません。連綿と受け継がれてきたもの。

 

曲調は…カウボーイ的な雰囲気を感じますので、カントリー?

でも新しい感じがするので、ネオ・カントリー…で大丈夫かな?

マッキーの守備範囲は広いなぁと思いますが、カントリーは昔から18番ですよね。

 

「辛さを乗り越えたら、もっとふくよかな人生になれる」Dawn Over the Clover Field セルフライナーノーツ より)

 そんな人生を味わう前に命を絶たないで欲しいという願いを込めて、作られたこの「Curtain Call」

若い人の自殺は本当に辛いです。

自殺する方の大半が、うつ状態になって、物事を俯瞰で見れなくなってるんですよね。

少しだけでいいから、深呼吸して、視点をあげてみて欲しいと思います。

…そんな事書いてる自分も、昔「死んじゃいたい」って思った事もあるので、中々視点を変えるのも難しいとわかってるんですけども。

この辺りは経験を積んで、乗り越えられた昔の自分を召喚して(笑)何とかするのが一番です。

…という事は、死ぬほど辛い経験は早めに体験している方が、後の人生は少し楽になるのかもしれませんね。

 

物事には何でも意味がある。

考え方を変える方法を、歌から教えられているなと思います。