11. Boys & Girls！
アルバム「Dawn Over the Clover Field」もラストです。
このタイトルを見ると、このアルバムの次に出したｃｏｖｅｒアルバム「Listen To The Music 3」に収録されている、大江千里さんの「Boys & Girls！」を思い出す方もいるのでは？大江千里バージョンは1984年3月に発売されています。
検索かけてみると『この曲があるから、今の自分がある!』
ここで言及されていますが、マッキーは大江千里さんを好きだったみたいです。
同じくピアノで作曲されてますし、アイドルではない、若きシンガーソングライターの先駆けが千里さんでした。
「BOYS&GIRLS」を聴いた時に、「世界観!」といいましょうか、今聴いても胸がキュンとなりますね。（Vol.8 : 槇原 敬之［ J-WAVE LIVE EXPLORER ］）
やっぱり、意識して（？）このタイトルをつけた気がします。
マッキーより年下ですが、私も子供の頃大江千里さんが好きでした。小学生の頃、知り合いのおばちゃんが山下達郎と大江千里のアルバムをカセットを車で聞いていて、良いなっていったら千里さんの方のカセットを譲ってくれたんです。それが「1234」（1988年発売）のアルバムで。夏の夕暮れ、窓際で聞き倒した(笑)記憶があります。その後は渡辺美里に嵌り…。あの頃のEPIC SONYは格好良いアーティストの宝庫でした。TMNとかも居た筈。
この頃は歌と言えば恋がテーマになっており、様々な恋模様を歌を通して想像していましたね。懐かしい。
閑話休題。
「Boys & Girls！」の話をしましょう。
この曲は、マッキーが事務所スタッフを見て思いついたそうです。「なんと嘆かわしいことか！」と憤慨して作ったとかなんとか(笑)
長ければ長くなるほど
思い描く理想の人は
完璧さを増して行き
変わらない自分に諦めてく
歌詞としては恋が遠のくほど理想が高くなってしまって、諦めてしまうよね～って内容ですが…。
コンビニご飯一人食べて
メールチェックしてゲームして
失恋に傷つくこともなく
誰にも迷惑もかけないから
背景的には、オシャレもネイルも全部自分の為にやって、恋愛は面倒くさいからいいや…って子に「なんと利己的な人生を送っているんだ！」と説教？(笑)するという図式のようでして…。
恋愛は大変だけど、面倒くさがっていると人に何もしないまま死んでしまう、と。
（今から約１０年前の作品ですので、今はもっと恋愛を面倒くさがってる人が増えてそうですねぇ＾＾；）
うーん、でも令和の時代に社長が社員にこんなこと言ったら、もしかしたらパワハラで訴えられるかも(笑)と思ってしまいました。プライベートな事には立ち入らないのが昨今の流れですからね。
Hey, Boys ＆ Girls!
Be altruists not egoists.
一人では気付けない
たくさんのことがある
Boys ＆ Girls!
Be altruists not egoists.
自分のこと大事に思うなら
恋をしましょう
でもそこを歌にしちゃおうという、マッキーの気概が好きです(笑)
後、世の中には色んな意見があって良いと思うんですよ。
悩んでる人には「うるさいなぁ」と思われそうですが、あんまり真剣に考えてなかったBoys ＆ Girlsには何かハッとする瞬間になるかもしれません。
そういう風に世の中をとらえる事が出来るようになると、大抵の事ではムカつかなくなります。そういう考え方があって、それを支持する人もいる。唯一、戦うべきは悪意。悪意じゃなければ、まぁそんな考えもあるよね～で良いかと。
( ﾟдﾟ )ハッ
すぐに脱線(笑)
なぜこの歌がアルバムの最後なんだろう？と疑問に思っていたんですけどね、お約束のセルフライナーノーツに書いてました。
「自分以外の存在がいることで、自分が生きているということを考えながら生きていると、利己的に生きているよりも全く違った景色が見えてくるんじゃない？」という思いを、この曲を通して伝えたいです。（Dawn Over the Clover Field セルフライナーノーツ より）
Be altruists not egoists.
利他的と利己的。
核となる考えがこの曲につまっていたという。
だからラストを飾ったのね。
なるほど。
さて、今記事は終わりですが、次のアルバムより、また二人が好きな楽曲を選んで書くというのをお伝えしておきます（つまり、交互でなくなります）
ここからのアルバムはお互い好きな曲が多くて、少しバッティングもありますが平和的に譲り合っております(笑)
次はももたさんの番、ということだけお伝えしておきますね！
（金曜日は祝日なので、更新は来週からになります）
アルバム後３枚！やっとここまでやってきた！
ラストまでどうぞよろしくお願いいたします！
