09. 四つ葉のクローバー (Album Ver.)
この曲はドラマ『ゴーイング マイ ホーム』の主題歌でした。
もう始まる前からめちゃくちゃ期待していたドラマで。だってキャストが豪華すぎる(阿部寛、山口智子、阿部サダヲ、宮崎あおい…その他本当に皆さん日本を代表する方々多数)そのうえに、脚本・監督が『是枝裕和』否応なしに高まってしまいます。
…結論から言うと、視聴率的には大爆死しております…。このキャスト、脚本、監督で、この視聴率?と驚く位(なのでここでは書きません…)
内容的にはすっごいほのぼのしていたなぁ…と。大きな事件は起こらないんですよね。映画向けの題材なんだと思います。2時間位の話を、とても丁寧に10時間に延ばして連ドラ化したような。
ドラマの解説はこの辺にして。
新ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」主題歌は槇原敬之“四つ葉のクローバー” - TOWER RECORDS ONLINE
ここに書いてますが、是枝監督から直接オファーを受けて書き下ろした今作。
ドラマの世界観ありきで描かれているのが伝わってきます。
ドラマでは小人がキーワードになっていますが、曲では”見つかりにくい四つ葉のクローバー”がキーワードです。
見つかりっこないと諦めれば
幸せなんて見つからないよと笑う君
この辺り、マッキーらしい歌詞だなぁ。
僕と君の世界は、出来事と思想を共有する事で繋がるんです。
三人称ではなく、二人称単数同士が作り上げる関係。
古今東西、様々な君と僕が出てくる曲がありますが、色んな関係がありますよね。
私は関係性って、『何を作り上げるか?』だと思っていて。
二人でどんな形を作り上げられるか、過程も重要だけど、振り返った後に『あぁ二人にしか作れなかったな、あれは』と思えるような”結果”を愛しております。
だから、恋や恋人を振り返って懐かしがってる曲が好きなんだろうな。あの形、いびつでも愛おしいよね、という。
…すいません、観念的な寄り道をいたしました。
「四つ葉のクローバー」の君と僕は師弟関係に近い恋人同士な気がします。
他の曲でも結構『君に教えられる僕』が出てきます。マッキーの好みなんでしょうね、きっと。確かに、人間の関係性の中でも最高に近しいのが恋人同士で、その人から教えられる事は他の人から教えられるよりもすっと心に入ってくる気がする。
…と書いていて、友達同士でも成り立つ…?と思わない事もないな…と。
いやいや、私が書いてるレビューなんで、この2人は恋人同士で!(笑)
よろしくお願いします!!(笑)
この目で見ることが出来ないからといって
そこにはないと決めつけてしまうことは
夢とか希望とか絆とか愛が
この世界にはないと
決めつけることと同じなんだ
なんて美しい歌詞。
この曲のテーマかな。
また余談ですが(余談ばっかり)レビュー書く前にタイトルを検索かけるんですね。『四つ葉のクローバー』で検索かけると、候補に『四つ葉のクローバー 探偵ナイトスクープ』と出てきたんですよ。
大阪人としては、そりゃ見に行きますよね(笑)
いやー凄かった。動画探して見てみてください。
これこそ、この歌詞そのままでした。世の中には大層不思議な事があります。自分の身に起こったことが無い事でも、映像で見せられると凄い説得力がありますね。
閑話休題。
形あるものは 必ず移ろってく
いつかは枯れてしまう 四つ葉のクローバー
でも君がくれた 形のない気持ちは
心の中ずっと枯れることはない
これこそ、『愛』の本質。
愛は永久不滅です。
Love is something eternal; the aspect may change, but not the essence.
愛は永久不滅なもの。
姿かたちを変えることはあるが、本質は決して変わらない(Vincent van Gogh)
ゴッホのこの名言が好き。
上の引用した歌詞と通じる所があると思うんです。
夢とか希望とか絆とか愛を
この僕らが失ってしまわないように
あー、良い歌だなぁ。
最後に。
メロディはケルト音楽を取り入れた流れるようなメロディー・ラインが壮大な世界観を表現している楽曲。
ケルト音楽もずっと好きだったようですが、色んなタイミングが重なって、導かれるように書かれた今曲。
聞けば聞くほど良くなる、スルメソングだと思います。
四つ葉、葉っぱ一枚ずつに「愛情」「健康」「希望」「誠実」と意味を持つようですが、マッキー流には「夢」「希望」「絆」「愛」の四つの意味。
生きて行くうえで、大事にしたいキーワードですねぇ。
公式が1分だけ動画を作成してくれてるんで、貼り付けておきます。
おまけでスペースシャワーTV(公式)の動画も。