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ツインタワーズがおくる、槇原敬之(ほぼ)全曲レビュー ライトあるみのブログ

02. 一歩一会(Renewed)

びっくりしたので正直に申し上げますと、このレビュー前日の夜11時まで書く事を失念しておりました…。前回と同じように勘違いというか思い違い。。ももたさんの番だと勝手に思っていました、、、 ちゃんと確認して良かった。。

意外と真面目なので(笑)今まで書いた記事は結構前に書いて予約投稿する事が殆どです。なので書いた後にシンクロニシティ的な事も起きたりします。少し前にも書きましたが、ブログの内容とリアルが交差する事があり、不思議だなぁと感心しているんですけどね。何事も理由を想像したがるあるみちゃん(笑)的に理解したのが、『無償の愛』しかないんですよね、この場所って。アフェリエイトも一切行っておりません。ただただ、妙齢の(笑・言わせてくださいな)マッキー好きな二人が、愛という名の時間と労力をかけて、ひたすらに書いてるわけです。だから不思議が引き寄せられるのかも?そんな答えを導き出しました。

 

さていつものように前置きが長い(笑)

 

一歩一会です。

初出はシングル「理由」のカップリング。テレビ朝日系列『じゅん散歩』の番組テーマ曲でした。

番組内容は、

スポットを高田純次が訪れ、散策する。番組のモットーは「一歩歩けば、一つの出会いがある」で、月曜日から金曜日までの5日間をかけて、1つの地域を散歩する内容である。1週間の散歩中、その土地の店に立ち寄ったりして交流を深めながら、街の紹介をしていく。主に東京都内を散歩するが、東京都外(神奈川県など首都圏3県。稀に全国各地や海外)を散歩する事もある。

番組タイトルは、高田純次の「」と「純粋な散歩」の「」などをかけあわせたものであるが、番組のテーマは「一歩一会」「裸のおつきあい」「運転手さん」の3本柱からなる。(wikiより)

 

一期一会が元になったと思われる面白いタイトルは、元々番組のテーマだったんですね。ふーむ。

歩いた分だけ出会う
歩いた分だけ見つかる
これはただの散歩じゃない
謂わば一歩一会の小さな旅だ
何かが物足りないと
思ってたその何かも
見つけられそうな気がする
この一歩一会の旅で

良い歌詞ですよね。

のんびりした優しいメロディと相まって、聞いてるととても柔らかい気持ちになります。

 

見ようと思わなければ
見ていないのと同じ
どんな人や景色も見えてない
誰かの心もきっとそうだ

これは『星の王子さま』のきつねの言葉が元かしら?

On ne voit bien qu’avec le cœur. L’essentiel est invisible pour les yeux.

とても有名な言葉です。星の王子さまを読んだことが無くても、この言葉だけ知ってるって方もいるかも?

『大切なものは目に見えない。心で見なくちゃ』

む。書いてみると微妙にニュアンスが違うような気もしますが、まぁいいや。

 

『一歩歩けば一つの出会いがある』

番組のテーマにぴったりの楽曲。

でも、ただ歩いてるだけじゃ人と人はすれ違うだけで、実は出会えないんですよね。

出会うためには、見ないと。相手の目や心を。そして、ただ見ているだけでもダメ。どちらかが働きかけないと同じ空間に居ても『出会えない』

そのために、まず見る。観察する。そして挨拶して、お互いの存在を確かめたら、もう一歩踏み込んで話してみる。心で相手の気持ちを確認しながら。

星の王子さまが浮かんだのは、王子さまとキツネの会話は『人と人の出会い』そのものだからでしょう。

この『じゅん散歩』以外にも、タレントさんが街中を散歩して素人と交流を持つ番組って数多くありますが、『出会いの奇跡』というか、『人同士の化学反応』には驚くべき瞬間が沢山あって、面白いなぁって思います。

 

物足りないと思ってた
何かを二人で探そう
君と僕で歩けばいつだって
一歩一会の散歩日和

君と歩く小さな旅さ

 

やっぱり何となく、この曲には『星の王子さま』を感じてしまいます。

簡単な言葉なんですけど少し哲学的というか、歌詞を深く心に取り込んで反芻してみると、わかってくることがあるというか。

ま、私が最近星の王子さまを読み返したので、余計に感じちゃうのでしょう、きっと(笑)王子さまとキツネの会話には、深読みすると物凄く考えさせられます。この曲も同じく、見ようとしないと見えてこないものがありそうです。

 

最後に余談。ネタバレになりますので星の王子さまを今後読むって方は、ここで読むのやめてください。

 

 

↓  

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の星に残したバラの花のために王子さまは帰ってしまうんですけど、地球に残されたキツネのその後って…どんなだったんでしょうか?気になりません?私だけ?

ずっと王子さまの事を思い出して、無償の愛を膨らませていたと思うんですけどね。

無償の愛って奇跡や不思議を起こしやすいので薔薇の花が枯れた後に(お世話してても花だから寿命短いですよね)寂しくなった王子さまはまた地球に遊びに来るんじゃないかなって。主人公(作者の分身?)やキツネに会いに来るんじゃないかなってふと思ったんです。だって、王子さまって寂しがりやなので。

君と僕で歩けばいつだって
一歩一会の散歩日和

王子さまとキツネが楽しそうに散歩してたら良いな~なんて空想しつつ、本記事はおしまい。